人は誰しも何かに縛られて生きている。
縛られ方も、その強さも、人それぞれ、千差万別だ。
それは不幸か、あるいは幸福か。 それは誰にもわからないまま、夜は更け、また明けていくーー。
エグい作品をポップに上演する劇団森キリンがよりビビッドに、よりエッジーに創作する 『森キリンらぼプロジェクト』第一弾、待望の再演。
作・演出
森山貴邦(青年団/劇団森キリン)
会場: パピオビールーム 大練習室
福岡県福岡市博多区千代1丁目15-30
2017/2/18/(土)2017/2/19/(日)
<CAST>
森山貴邦
吉原真理
田山幹雄
佐治静
(以上、劇団森キリン)
木村衣織(チリアクターズ)
三浦葵
―妄想は世界のガソリンだ。
妄想と現実の境がわからなくなった男。
妄想をそれと知りながら否定できない女。
妄想を共有してしまい、そこから逃れられなくなった二人の男。
それらが交わるとき、ひとつの大きなうねりとなって、世界を席捲していく。
虚構が世界を包んだとき、それはもはや現実となる。
劇団森キリンによる2年半ぶりの本公演、そのテーマは「妄想」。
妄想は、我々に生きる力を与え、またある人を殺す。
我々はどのように妄想に立ち向かい、共存していくべきなのか。
その道を探る、妄想喜劇譚。
作・演出:
森山 貴邦(青年団/劇団森キリン)
会場:アトリエ春風舎
2016/12/23 (金) ~ 2016/12/28 (水)
<CAST>
吉原 真理
田山 幹雄
佐治 静
(以上、劇団森キリン)
市原 一平(G/9プロジェクト事務所/わるぢえ)
大原 千秋
木村 衣織(チリアクターズ)
金原 並央
工藤 響子(TABATHA)
竹内 もみ(劇団スクランブル)
中藤 奨(無隣館)
西村 由花(無隣館)
米田 沙織(Baobab)
<STAFF>
舞台美術:澁澤 萌
舞台監督:伊藤 毅
照明:山岡 茉友子(青年団)
音響:中村 光彩
宣伝美術:印田 彩希子(劇団820製作所)
制作:劇団森キリン
制作協力:笠島清剛(青年団演出部)、玉城大祐(青年団演出部)
協力:青年団、無隣館、劇団820製作所、六尺堂、レトル、佐々木 覚、渡部 剛己
笠島家は東京都郊外の街の長い坂の上にある。母・和美が病に倒れ、倒れたと思ったらすぐにこの世を去った。
家には和美の夫・正造と娘の志津だけが残され、長男の洋平は気落ちする二人を心配して、たびたび実家に帰るように心がけた。
やがて正造が殺される。 殺したのは洋平と、その妻の和歌奈だ。
「何をやってるんだ!」と声がする。足音がする。取り囲まれる。「自分たちのしたことがわかっているのか? わかっているのか?」と責めさいなむ声がする。洋平の前にひとりの女が立った。
この家に何か邪悪なものが侵入してしまった、ね、ここで食い止めるの、わたしたちは食い止めなければいけないの。
そうして、奇妙な儀式が始まる。
洋平と和歌奈、志津は、家族の過去を、父の殺害に至るまで、細かに演じさせられることになる。何度も、くり返し。そのあいだも、人間は殺されていくだろう。
何が現実のことで、演じられた出来事なのか、しだいにその境目はあいまいになっていき、誰かがいまも、この家の中心でピアノを弾きつづけている。
「東京聖戦詩集」は実際に起こった2つの事件をモチーフに描かれます。
ひとつは「尼崎連続変死事件」、もうひとつは「北九州監禁殺人事件」。
いずれも人間が起こしたとは信じがたい凄惨な事件ですが、詳細を調べるに連れて「人間の持つ残虐さと脆弱さ」が常に事件の裏にあり「誰もが無関係でいられない事件」だと感じています。
これらの事件を演劇作品として分解・再構築することで「残虐さの先にある儚い美しさ」にまで到達し、皆さんと共有したいと考えています。
これは我々の、命と血をかけた戦いの記録である。
森山 貴邦
構成・演出:森山貴邦(青年団/劇団森キリン)
作 :波田野淳紘(劇団820製作所)
会場:アトリエ春風舎(東京都)
2015/12/17 (木) ~ 2015/12/27 (日)
<CAST>
吉原真理(劇団森キリン)
佐々木 覚(劇団820製作所)
洞口加奈(劇団820製作所)
城戸啓佑
金原並央
佐治 静
大原千秋
田山幹雄
こまふみこ
中村友祐(天丼)
宍倉直門
三浦葵
江梨子(FGIエンターテインメント)
<STAFF>
舞台美術:澁澤萌
照明:山岡茉友子(青年団)
音響:中村光彩
衣裳:天神綾子
舞台監督:鈴木弥子
音楽:micann
宣伝美術:印田彩希子(劇団820製作所)
制作:飯塚なな子
わたしは犬。首輪をつけられ、縄でつながれている。
あなたは飼い主。縄の先を持ち、私の行動を制限する。
しかしわたしは、首輪をつけかえ、あなたを縛ることができる。
それでもわたしは、この首輪を、外すことはできない。
エグい作品をポップに上演する劇団森キリンが、よりビビットに、
よりエッジーに創作する「森キリンらぼ」シリーズ第一弾!
作・演出:
森山貴邦(青年団/劇団森キリン)
会場:テルプシコール(TERPSICHORE)
2015/04/24 (金) ~ 2015/04/26 (日)
<CAST>
吉原真理(劇団森キリン)
荒井るり子
大井上誠
長雄瑞穂
田山幹雄
深沢未来
<STAFF>
照明:山岡茉友子(青年団)
音響:中村光彩
舞台監督:加藤 唯
アートコンダクター:横地 梢
音楽:BUOY RECORDS:
演出助手:粕谷知世(プレス)
宣伝美術:山下 稔
宣伝写真:大原千秋
制作:飯塚なな子
企画・製作:劇団森キリン
女性が海に訪れる。波打ち際で思い出したのは、少女時代の取るに足らない出来事たち。
友人とのやり取りや、クラスで噂の恋愛沙汰。それを彩る景色の変遷が潮騒と共に蘇る。
ある姉弟がいる。家ですれ違ったとき、互いに、ふと、過去の出来事を思い出す。
鍵を失くし、家の前で呆然と立ち尽くしていたあの日。その日もお互いの事を想い合っていたのだった。
傷心の女性と、ある姉弟の思いが交錯し、名前を持たないダレカたちが思い出を具象する郷愁劇。
2010年、桜美林大学内にて好評を博した作品を改訂し、リニューアル上演。
原作:森下なる美(「キープ」より)
脚本・演出:森山貴邦(青年団/劇団森キリン)
会場:アトリエ春風舎
2014/08/02 (土) ~ 2014/08/07 (木)
<CAST>
森下なる美(劇団森キリン)
吉原真理(劇団森キリン)
荒井るり子
岩﨑喜彦
大原千秋(劇団あんぶれら)
佐治静
野島昭平
本間玲音
渡邊ひかる
<STAFF>
舞台美術:澁澤 萌
照明:山岡茉友子(青年団)
音響:中村光彩
舞台監督:加藤 唯
宣伝美術:山下 稔
制作:飯塚なな子
協力:青年団、劇団あんぶれら、うさぎストライプ、elePHANTMoon
僕には兄弟が3人います。
4歳上の兄は地頭が良く、地方の国立大学に現役で入学し、最先端のバイオテクノロジーの勉強をしていました。
しかし、大学二年になって不登校になり、三年になるタイミングで一年間休学し、休学を終える頃に大学を辞めました。
3歳下の弟は、現在、関東の有名国立大学の3年生で、社会環境なんとかというよくわからない学部に所属しています。
家庭教師のバイトをしながら、アルティメットという謎のスポーツの部活に入っているそうです。
9歳下の妹は、この春、地元のそこそこの私立高校に進学し、女子高生になりました。
僕は今、演劇をやっています。
「ナチュラル」は、ある家族の変態する様を描きます。
僕は、自分の家族は好きでも嫌いでもありませんが、とても興味深い存在だし、漠然と「ありがたいな」と感じています。
人にとって自然な生き方とは何ぞや、みたいな、堅苦しい感じではなく、もっと柔和な、広い感覚で、「ナチュラルってなによ?」ぐらいの感じで、台本を書き進めています。
―作・演出 森山貴邦
作・演出:森山貴邦
会場:アトリエ春風舎
2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)
<CAST>
大井上誠
瀬戸貴彦
スズキジュンコ
西山温子
吉原真理
若林美聡
森下なる美(劇団森キリン)
森山貴邦
<STAFF>
舞台監督:加藤唯
舞台美術:澁澤萌
音響:中村光彩(思出横丁)
照明:山岡茉友子(青年団)
衣裳:山内彩瑚
演出助手:粕谷知世
宣伝美術:山下稔
制作:劇団森キリン
何があっても、なくても、人はご飯を食べる。
母方の祖母がなくなったとき
火葬場で食べたお弁当がすごくおいしかった。
だから、カロリーと摂取と、消費のお話です。
―作・演出 森山 貴邦
作・演出:森山貴邦
会場:アトリエ春風舎
2012/09/26 (水) ~ 2012/09/30 (日)
<CAST>
池上崇士(MC企画)
石井團
大井上誠
清川果林
城間さゆり
スズキジュンコ
林大樹
古田彩乃
柳下沙織
吉原真理
<STAFF>
舞台監督:井草 佑一
舞台美術:谷 佳那香(空間企画)
舞台美術補佐:江森 優依
音響:中村 光彩(思出横丁)
照明:山岡 茉友子(青年団)
演出助手:粕谷 智世
宣伝美術:山下 稔
制作:飯塚 なな子(Ort-d.d) 柳瀬 真佑
ドラマターグ:森下 なる美
「籠」 作・演出 森山貴邦
電車に乗って学校に行く。
いつもの電車で。同じ席へ。制服で。
今日は電車が止まる。
お兄ちゃんは今ごろ、何をしてるだろう。
「プール」 作 森下なる美 演出 森山貴邦
水を、ためる
そこに、私は何を入れるんだろう
私はわからなくて目の前で立ちつくしている
母は…兄は…、何を入れるんだろう
それが知れたらわかる気がする
私の正体が。
作・演出:森キリン
会場:APOCシアター
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/19 (日)
<CAST>
吉原真理
星秀美
林大樹
櫻沢知左
宍倉直門
橋本
<STAFF>
舞台監督:堀口 力
音響:中村 光彩(思出横丁)
照明:山岡 茉友子(青年団)
演出助手:大井上 誠
制作:飯塚 なな子(Ort-d.d)
宣伝写真:岡本 優
宣伝美術:山下 稔
作:森下なる美
演出:森山貴邦(青年団)
会場:アトリエ春風舎
2011/05/26 (木) ~ 2011/05/29 (日)
<CAST>
野島昭平
林大樹
檜垣真里絵
星秀美
吉原真理
<STAFF>
舞台美術:島田淳夫(青年団)
音響:中村光彩
照明:江花明里
宣伝美術:森下なる美
制作:飯塚なな子(Ort-d.d)
制作助手:伊草佑一
ほそい、ほそい、糸をたぐる。わずかにだれかがふりむくような、そんなこともなく、そんなことはなく、逃げ切る.
作:森下なる美
演出:森山貴邦
会場:桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場
2010/02/11 (木) ~ 2010/02/16 (火)
<CAST>
加藤拓実
工藤響子
野島昭平
本山志織
山岡茉友子(活劇☆ちゃーと5)
石井團
櫻沢知左
中村光彩
横地梢
<STAFF>
舞台監督・美術:加藤唯
照明:谷篤寿
音響:森山貴邦
音響操作:丸田裕也
制作:飯塚なな子
制作補佐:日下部春奈
演出助手:児玉華奈
宣伝美術:森下なる美